ナパスでは、自然素材を中心に、健康で、永く住まうための素材や工法を使用しています。ナパスが推奨する仕様を記します。
1. 無垢材の木組み・土壁構造
軸組構造には、国産木材による手刻み木造軸組工法 (伝統的継手、仕口による)を採用。
材料は、ナパスの共同出資者である鳥居材木店の愛知県三河産材・天然乾燥材を使用しております。上の写真は鳥居材木店のストックヤードです。
壁は、土壁が推奨仕様。小舞職人が竹小舞をかき、左官屋さんが荒壁つけ、中塗り(時に応じて仕上げも)と、土の乾きを待ちながら数回土を塗ります。断熱性、遮音性、調湿性、壁構造強化のために、外部側も荒壁の上に中塗りを施す「両面仕上げ」を採用することで、壁倍率1.5を実現できます。
| 木造軸組、構面 | 通柱= ヒノキ:5寸角(145mmx145mm) |
|---|---|
| 管柱= ヒノキ:4寸角(115mmx115mm) | |
| 土台= ヒノキ:4寸角(115mmx115mm) | |
| たる木= 杉:4寸角(115mmx115mm) | |
| 梁、母屋= 杉:4〜5寸×4〜12寸(115mmx115mm〜360mm) | |
| 野地板= 杉:厚25mm〜30mm | |
| 踏み天井= 杉:厚40mm | |
| ネタ= ヒノキ:40mm×90mm | |
| 大引き= ヒノキ:3.5寸角(105mmx105mm) | |
| 土壁 | 下地= 竹小舞、藁縄しばり |
| 練り土= 愛知県産の粘性土に藁すさを混ぜで発酵させたもの | |
| 塗り壁= 荒壁に両面中塗り | |
| 仕上げ= 内部仕上げ表・外部仕上表をご参照ください |
- 大黒柱など、ご要望により6寸〜10寸までのケヤキ材、ヒノキ材もあります。
- 梁、桁を地松(国産松)、ヒノキでもご用意できます。
- 土台をクリ:4寸角に変更することもできます。
2. 基礎
| 鉄筋コンクリート べた基礎 足固め無しの場合 |
立ち上がり部分 | H400mm,W150mm |
|---|---|---|
| 基礎パッキン | 御影石製 (T30mm ×L250mm × W120mm) ナパス特注品 |
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| 換気口 | ステンレス製網入り (W400mm × H200mm) |
なぜベタ基礎を採用するのか?
土台をおく部分にだけコンクリートを立ち上げる布基礎ではなく、ベタ基礎を採用しているのは、1. 建物の不同沈下を防ぐ
2. 床下の通風を確保することができる
3. シロアリの発生を抑えることができる
ためです。なお、コンクリートの立ち上がり部分に土台をのせる際、木の土台とコンクリートの間に基礎パッキンをかませますが、一般的なゴム製のものではなく、ナパス特注品の御影石製のものを使います。木は石の上におけば、蒸れないからです。
3. 外部仕上げ
| 屋根 | 三州陶器瓦 (地元産、凍害に強い) |
引っかけ桟葺き(4.5寸勾配以上) |
|---|---|---|
| 下地 | 透湿防水シート(木や土を蒸らさないように採用) | |
| 外壁 | 杉板仕上げ | 杉赤身勝ち 厚12mmあるいは15mm使用 無塗装 または、 1. ドイツ製木材保護塗料 2. 柿渋+墨汁+ごま油 |
| しっくい仕上げ | 木刷り板+透湿防水シート +ラスモルタル(ノンクラック工法)+しっくい塗り |
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| 鋼板張り仕上げ | ガルバニウム鋼板張り (ローコストで、耐久性抜群) | |
| 外部建具 | 窓 | アルミサッシまたは木製建具。ペアガラス。 |
| 玄関戸 | 木製(ステンレスレール+御影石敷居) あるいはアルミサッシ |
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| 断熱材 | 屋根 | 野地板上に、杉樹皮ボード(フォレストボード)50mm |
| 1階床下 | 床板下に、杉樹皮ボード(フォレストボード)40mm またはパーフェクトバリア40mm |
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| 外壁 | 断熱向上のために外壁仕上げと土壁の間に、 自然素材断熱材である羊毛を入れることも可 |
外部仕上げに塗装は必要か?
外壁は、無垢の木のままを仕上げとすることもできます。10年経つまでは、木の色が白茶けた上に黒ずんだようになっていきますが、その後はいい色に落ち着いて行きます。無垢仕上げを採用するかは「いい色に落ち着く」までの10年間をどうとらえるかによります。外壁を自然系塗料で仕上げることもできます。無垢の木が落ち着いてくる10年め頃には、塗装がはげてくるので、塗り直しが必要となります。塗料でなく、柿渋+墨+ごま油を塗るやり方もあります。塗料より割安で15年ぐらいもちますが、色は黒しかできません。
木製建具か、アルミサッシか
アルミサッシは既製品を取り付けますが、木製建具は、家に合わせて採寸してつくる特注品です。木製建具の方が木の家にはなじみますが、特注品なだけにコストがかかるのと、経年変化で木がやせたりふくらんだりしてたてつけが悪くなるので、メンテナンスが必要となります。木製建具よりも狂いにくい木製サッシという選択肢もありますが、これはより高価なので、特殊仕様となります。4. 内部仕上げ
| 床 | 居室部分 | ヒノキ縁甲板(節有り)厚15、25mm または、杉板25、30、45mm |
|---|---|---|
| 1F和室部分 | 赤身杉板+わら床畳(国産無着色いぐさ表使用) | |
| 玄関部分 | 100mm角磁器タイル、洗い出し、御影石張りなど | |
| 浴室部分 | 炭化コルクタイル(150mm×150mm×13mm) または、ホーローユニットバス |
|
| 壁 | 居室部分 | 竹小舞い組み土壁の上に 1. 中塗り+しっくい塗りあるいはハンダ(漆喰+色土)仕上げ 2. 中塗り+珪藻土塗り 3. 杉板張り(節有り) |
| 浴室 | 腰より上の部分をヒノキ板 厚15mm(小節)縦張り | |
| 押入内部 | 壁: 杉板横張り(節有り) 中段: 杉板張り厚25mm すのこ状(節有り) 床: 縁甲板 ヒノキ厚15mm または 杉赤身板厚15mm(節有り) |
|
| 天井 | 1階 | 踏み天井 杉 厚40mm(節有り) |
| 2階 | 野地板表し 杉 厚25mm(節有り) | |
| 浴室天井 | 縁甲板 ヒノキ 厚15mm(節有り) |

壁は中塗り仕舞にすることも
塗り壁の中塗りのままで終わりにすることもできます。コストも抑えられますし、中塗りの乾燥を十分に待ってから、漆喰や珪藻土で仕上げるのもおもしろいでしょう。5. 特殊仕様
ご要望により、以下の特殊仕様も採用することができます。
- 1. 寒さ対策
- 木製外部サッシ工事およびそれに伴う付帯工事
- 温水床暖房設備工事および床暖房用無垢板材
- 薪ストーブ・ペレットストーブ
- 外壁仕上げと土壁の間に、羊毛断熱材施工
- 2. 湿気対策
- 床下木炭敷き込み(湿っとる炭-1袋 ¥850)坪当たり16袋必要
- 特殊基礎工事-高床用基礎
- 3. 汚れ防止
- 内部木部 床、壁、保護用自然塗料塗り工事
- 台所珪藻土タイル(くらしEタイル) ほか
- 4. 防犯対策
- 防犯ガラスあるいは強化ガラス仕様
- 5. 電気
- エコケーブル配線あるいは電磁波防止のシールド配線
- 木製スイッチプレート
- 電気・電話線・ケーブルテレビ引き込み用スッキリポール
- 6. 設備
- 上水道ステンレス配管工事(標準仕様は、ポリエチレン配管)
- 水道引き込み口直結型浄水器(ミネラルメーカー)
- バイオトイレ設置工事(基礎工事、配管工事、電気配線)
- コンポストトイレトイレ設置工事(基礎工事、配管工事、電気配線)
- 雨水タンク+雨水用ポンプ+それに伴う配管
付帯事項
構造材・造作材共に、厳選した材料を使用しておりますが、工業製品ではなく、自然の材料であるため、ひび割れ、虫の穴、抜け節があったり、赤身と白太が混ざったりすることがあります。本来であれば、長期間(2〜3年)かけて家を建てる事により、構造材のひずみ、ねじれ、たわみを発生させてから、造作工事に入るのですが、昨今では、短期間にて施工する為、若干の無理を承知の上で、施工させて頂きますことをご了承ください。
柱は、背割りがしてありますが、梁などは、あえて背割りがしてありませんので、芯を含む材木は、乾燥により細胞の収縮をして割れます。構造には、支障のないような部材を使用しております。- 木製建具は引っ越しの後も、徐々に積載荷重が増すことで鴨居が下がったり、柱の背割りが開いたり、季節の湿度によっても伸び縮みしますので、動かなくなることもあります。その際は、ご連絡いただければ調整に伺います。通常、2〜3年で落ち着きます。
- 入居後、木が割れる音や、きしむ音がしますが、支障はありませんのでご安心ください。
- 外部に使用した木は、雨により黄色のあくが出ますが、しばらくすると消えますので、ご安心ください。
- 土壁仕様を推奨しておりますので、土壁を乾かす養生期間を、土壁施工後、1〜3ヶ月必要とします。その期間に、木が日光により色やけを致します事をご了承ください。通常、お住まいになってから半年ほどで色がそろいます。また、養生中に雨が入り、シミができる場合があります。引き渡し時に極力「シミ抜き」を致しますが、跡が残る事もあります。なお、紙の巻いてある部分は、日焼けしてませんので、日焼け差がでます。
- ナパスの建物は、真壁構造ですので、上棟時や造作時のキズがそのまま残る場合があります。極力注意して施工いたしておりますが、補修が完全にできないこともありますので、ご了承ください。












